豊洲の問題。
(1)専門家会議平田座長が「豊洲市場敷地内の汚染は全て除去済」
と強調されるにも関わらず地下水モニタリングでベンゼン等が検出される。
(2)地下水に環境基準の79倍ものベンゼン等が検出されるのであるならば
「地下水を飲用しなくても気化したベンゼン等が建屋屋内にこもる危険性」
が無視されている。
(3)「地下水管理システム」が稼働しない事故が発生する可能性を一切考慮されていない。
①原処理計画
豊洲工場跡地の汚染があるだろうとする所を除去しただけで汚染が有ると判らなかった箇所は手付かず。
②「地下水の環境基準は飲用前提だから、地下水モニタリングは無意味だ」
との御意見にも賛成しかねるが、「地下からの気化した揮発性有毒有機物は吸入する意思がなくても吸入する可能性がある。」という危険性の有無は検証されないといけない。
③たとえば「ベンゼン」の場合
1 地下水モニタリング基準 0.01mg/1L
2 大気汚染環境基準 0.003mg/1㎥
3 作業環境基準 1ppm
となっており、
上記3の「閉ざされた空間における気化したベンゼンが蓄積されて濃度が1ppmになると健康被害をもたらす位危険。平田座長は現在はこの点につき無視されている。
まず、この計画はどうだったかというと、
1,敷地全体の土壌汚染処理➡︎汚染の判っている箇所のみ。
2,建物下に遮水壁➡︎敷地外周に遮水壁。
3,盛り土➡︎建物下無し。
4,地下水位を管理➡︎強制排水で減らしている。
計画していた汚染対策は何一つされていない。
ベンゼンが基準値の100倍出ても安全ならば、モニタリングの必要性は?
対策が不十分で、安全な訳がない。安全な要素もなく、安心を求めるなら、医療機関ですね。