興味深い豊洲についての証言
イシハラ都知事が親友の東京ガス社長から、人も住めず買い手もつかなかった汚染地を、東京都に(税金で)買わせてしまったのが始まり。
そもそも豊洲という埋立て地は、工業地帯から荒川に流れこんだヘドロを埋めてできた土地。 その上に巨大ガス工場ができ、やがて揮発性ベンゼン基準値4万3000倍(日本最大)を残して、最強の汚染地帯ができあがった。屋上屋を重ねる、ですね。どこまで掘ったって安全な土など出てくるわけがない。
不動産屋も、むかしから豊洲という地名では誰も買い手がつかないと嘆いていたヤバイ物件。
人も住めない汚染地で生鮮食品を扱うなど、最初からトンデモない話だった。 さらにその後、2011年 3.11の大地震で豊洲は液状化して砂地になってしまった。
その上にフクシマからの放射性物質も飛んできて地に降り注いだ(が調査も除染もせず)。
これだけ汚れきったら市場移転はもう無理だろうなと思っていたら、利権まみれの東京五輪が決まると、にわかに移転のGOサインが出た。そして臭い物にはフタの突貫工事が始まった。豆腐のような土壌のうえにコンクリ建造物が乗っかっている状態。
ところが新都知事の出現で、隠しとおせるはずだった悪事が露見した。
昨日、イシハラ元都知事は、盛り土(空洞化)の件で「僕もだまされていたんですね」とボケをかまして逃亡をはかろうとした。 責任転嫁だな。五輪エンブレム疑惑と同じく、真犯人はシッポ切りをしたあとで身を隠す。
だました元都知事が悪いのか、だまされた都民がアホなのか。笑うに笑えないローカルニュースはまだ続きそうだな。