共産主義3 日本の過激派の共産主義グループ 辻元清美 武健一関西生コン 日本をよくする一歩
共産主義と社会主義
●「社会主義」労働に応じて財を受け取る。「共産主義」必要に応じて財を受け取る。
●「社会主義」=私財を認める。「共産主義」=私財を認めない。
●「社会主義」=大きな政府。「共産主義」=無政府。
●歴史上「共産主義」を成し遂げた国家は存在しない。日本は最も成功した「社会主義」国家(大きな政府)と言われることもある。
今日「社会主義」と言った場合は、かつてのソ連が採用していたソ連型社会主義、そして現在欧州で広く採用されている社会民主主義のいずれかを指す。
社会民主主義とは、社会連帯を重視し、市場経済を国家によって統制しようという思想が柱となっている事が大きな特徴で、端的に言えば「大きな政府」を目指す社会。
これに最も成功したのが日本であるといわれているが、最近は自由民主主義、つまり「小さな政府」へのシフトが盛んに議論されている。
ソ連型社会主義とは「共産主義社会」を構築するための第一段階。
ほとんどの方が社会主義=共産主義と思われているように思うが、これは明確に違う。
共産主義とは、国家権力が死滅した世界、早い話が「無政府主義」のこと。
この共産社会を実現するためには資本主義社会を崩壊させるための戦争を勝ち抜かなければならない。社会主義とはこの戦争、つまり世界大革命を起こすための「仮の社会」。
マルクスは1848年のドイツ革命が失敗した原因を、革命勢力が立法権のみの掌握にとどまり、軍事件を含む行政権を得られなかったからだと考えた。
そして、共産革命の成功のためには、その過渡期としての「プロレタリアートの政治支配」の必要性を強調する。これが「プロレタリア独裁」。
この後、ロシア革命を指導したレーニンがプロレタリア独裁を実際に行った。ここからソビエト政府が始まり、ソ連型社会主義が生まれた。
そして100年がたち、この政治実験は失敗し、ソ連は崩壊、ロシアが誕生した。
結局過渡期のまま共産主義社会は終了した。
日本の過激派の共産主義
武建一は小田実・いいだもも・小西誠らとともに「兵士と共に反戦を!米兵・自衛官人権ホットライン」を始めている。
「関生」は革命的共産主義者同盟・中核派の機関誌「前進」に何度も登場
1.革共同中核派 週刊「前進」、理論誌「共産主義者」
2.革共同革マル派 週刊「解放」、理論誌「新世紀」
3.革労協系 山田(木元)派、現代社(千木良)派など、ともに月刊「解放」
4.ブント諸派
①全国委員会(烽火)派 月刊「烽火」
②社会主義労働者党(社労党) 月刊「海つばめ」
③ワーカーズ(三グループ) 月2回「Workers」など
④自主日本の会 元赤軍派議長塩見孝也グループ
⑤かりの会 北朝鮮よど号グループ 機関誌「春雷」
⑥ムーブメント連帯 元日本赤軍 足立正生など
⑦BUND 元戦旗日向派 現在は人権と環境のNGO
5.構造改革派(ソ連派系)
①蒼生 元共労党 月二回「グローカル」
②統一共産同盟 機関誌「現代革命」、月刊「飛礫」
③民主主義的社会主義運動(MDS) 大衆団体「全交」、元日共「日本のこえ」民学同、週刊「統一の旗」、理論誌「統一の理論」
6.第4インター系
日本革命的共産主義者同盟(JRCL) 週刊「かけはし」、理論誌「第四インターナショナル」
7.親中国・北朝鮮系
①日本労働党 議長大隈鉄二 月三回「労働新聞」、大衆団体「広範な国民連合」月刊「日本の進路」、代表世話人 槙枝元文、武者小路公秀、本島等など
②日中友好協会(正統)
③人民新聞社 月刊「人民新聞」
④自主の会 月刊「自主の旗」、理論誌「自主の道」
⑤チュチェ思想研究会
以上の団体は、ほとんどがホームページを持っている。ただし、革マル派のホームページは「逆探知」される可能性があるので要注意。
過激派活動家は公然と、あるいは身分を隠して大衆団体の役員などになり、「平和運動」「○×反対運動」「○×訴訟」などを行なっている。すなわち、機関誌では「革命的暴力」を主張しながら、大衆運動では「絶対平和」を語る。
また、最近の傾向として、共産党系の文化人も新左翼系大衆運動で「共闘」関係にあることが珍しくない。「子どもと教科書全国ネット21」「VAWW-NET Japan」「戦争被害調査会法を実現する市民会議」「日本の戦争責任資料センター」「中国人の戦争被害者の要求を支える会」などは典型的な例である。
注目すべき活動家・文化人は以下の通り。俵義文、西野瑠美子、松井やより、田中伸尚、弓削達、前田朗、戸塚悦郎、金子マーティン、上杉聰、高嶋伸欣、吉田裕、高木健一、中北龍太郎、丹羽雅雄、空野佳弘、藤目ゆき、大越愛子、小山仁示、吉見義明、徐勝、纐纈厚、石原昌家、荒井信一、浅井基文、野田英二郎、中江要介、竹岡勝美、梶原太一郎、西川重則、鈴木二郎、佐治孝典、野田正彰、田中宏、澤野義一、高橋哲哉、田中甲、シン・スゴ、チョウ・パギ、吉田康彦、菱木政晴、末川清。
ここに挙げた左翼文化人が今日の「反日運動理論」(南京・従軍慰安婦・靖国・強制連行などなど)の大半を担っていることは明らかである。しかし、セクトの指導者はほとんど我々の目には見えない構造になっている。