日本をよくする一歩 国を憂う政治

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森友学園問題 地元住民と豊中市の認識の違い

 

森友学園問題 地元住民と豊中市の認識の違い


学校法人森友学園が小学校用地として取得した大阪府豊中市の元国有地をめぐり、
国が情報公開請求に対し、売却額を非開示としたのは違法だとして、豊中市議の木村真氏が、国に不開示処分の取り消しを求めた訴訟の第1回口頭弁論が14日、大阪地裁(山田明裁判長)で開かれ、国側は請求棄却を求めた。


「今、森友学園が小学校を建設している土地は、本来、そこに災害時の一時避難地としての役割も担う公園を建設するということを豊中市議会が平成11年(1999年)決議した土地です。


野田町も阪神淡路大震災で大きな被害を受けましたから、私たち住民は地域のため、
被災者支援のためにと、区画整理に応じ、あの土地から立ち退き、多額のお金を投じて
新たに住居を立てたのです。

私自身、元の家の解体と今の家の建築に3000万円ものお金を使いました。全ては、地域のため、公園をつくるためにしたことです」(乗光さん)

 

豊中市による公園建設の計画書。公園の右側になるはずの土地を森友学園が取得
ところが、豊中市はその後、いつまでたっても公園の建設を始めない。


森友学園による国有地取得の経緯について、最初にその問題を告発した
木村真豊中市議会議員は、

「乗光さん達が住んでらっしゃった土地の確保やその後の公園建設という使い道については、国と豊中市で合意していたはずでした。ところが、国は急に態度を変え、公園をつくりたいなら、土地を相応の値で買え、と強硬に迫ったのです。

豊中市は財政的事情から、本来、公園にするはずだった土地の半分しか買えませんでした。買えなかったもう半分の土地というのが、森友学園国土交通省大阪航空局財務省近畿財務局から取得し、『瑞穂の国記念小学院』を建設している土地なのです」

 

既に報道されているように、豊中市が本来取得するはずの土地の半分に支払った金額は、14億2300万円。

他方、豊中市が買えなかった、もう半分の土地は評価額が「9億5600万円」とされ、さらに土地の地下にある埋設物の除去費用を差し引いて、1億3400万円で森友学園に売却された。その上、国側は埋設物除去や土壌汚染対策として、1億3200万円の有益費を森友学園に支払った。

つまり、本来は地域の人々のための公園になるはずだった土地を、国は豊中市に対しては値下げしない一方、森友学園には実質200万円で売却してしまったのである。


乗光さんは、やるせない思いを吐露する。

「あそこが公園になって、(住居の移転のため)お金を出した価値が戻るのであって、
そうならないのなら、私たちにとっては損失ばかりです。しかも、
あんな酷い学校を建てるなんて…」「もう、私も年ですから、そう長くは生きられないでしょう。
妻にも去年、先立たれました。あの土地が公園になって地域に残せてこそ、私も安心して逝けます」(乗光さん)

 

豊中市議会議事録より。

市街地整備課長(石田覚) (仮称)野田中央公園の用地につきましては、
平成21年度に契約金額14億2,386万3,000円で国より購入いたしました。
財源内訳といたしましては、住宅市街地総合整備事業の国庫補助金が7億1,193万円と、
当時国が経済危機対策として創設しました単年度限りの地域活性化公共投資臨時交付金
6億9,069万円の補助を受け、合計14億262万円の国庫補助金を活用できたことから、
実質の市負担額は2,124万3,000円となっているものでございます。

◎市街地整備課長(石田覚) 当該地の地下より埋設廃棄物が確認されたことから、
安全性を確認するため調査を実施したところ、廃棄物の層から土壌溶出量基準の1.1倍の鉛と
対流水から地下水基準の1.8倍の鉛が確認されました。

◎市街地整備課長(石田覚) 廃棄物は、地表面に露出することなく、
地下に埋設されております。土壌汚染対策法におきまして、50センチ以上の盛り土
または舗装を行うことにより健康被害が生じるおそれはないとしてございまして、
十分に安全に配慮しながら公園の整備をしているところでございます。

市街地整備課長(石田覚) 野田中央公園は、平成21年度より公園整備計画を進め、
平成25年4月より供用を開始しております。全体予算額の17億1,458万6,600円に対しまして、
決算額は土地購入費、用地鑑定費、地下埋設物調査費、基本設計費、実施設計費、公園整備工事費、
災害用備品等合わせまして16億5,511万3,624円でございます。
 決算額のうち、土地購入費は、14億2,386万3,000円に対しまして、
14億262万円の国庫補助金を導入し、一般財源として2,124万3,000円でございました。
 また、土地購入費以外にも、公園整備工事等に国庫補助金を活用し、
最終的に豊中市としましては、決算額の約12%の1億9,476万7,624円で公園整備が行えました。
野田中央公園 実施設計業務に 894万円
野田中央公園 基盤整備工事に 6076万2000円
野田中央公園 電気設備工事に 2577万円
野田中央公園 施設整備工事に 1億922万5000円

合計で2億469万7000円
土地や工事など全部まとめた費用16億5,511万3,624円
最終的に豊中市が払った金額は全体の費用16億5,511万3,624円のうち、1億9,476万7,624円

土地購入費 14億2,386万3,000円

土地購入費に充てた国庫補助金 14億262万円

豊中市が払った金額 2,124万3,000円

 

豊中市は決算額の88%残ってるんだから、森友学園の購入した土地を早く買っておけばよかっただけなのに、何故買わなかったのか?