日本をよくする一歩 国を憂う政治

この国を憂い、反日勢力を排除する政治。

籠池氏証人喚問1

23日の証人喚問は参院が午前、衆院が午後にそれぞれ約2時間行う。虚偽の発言をすれば偽証罪に問われる。衆院予算委の実施は、平成14年3月の北方領土人道支援事業をめぐる鈴木宗男衆院議員(当時)以来15年ぶり。

自民、公明両党は22日、衆参両院の幹部が証人喚問に向けて国会内で会談し「与党も事実を明らかにする責任がある」(公明党井上義久幹事長)として一連の疑惑解明に取り組む方針を改めて確認した。

 午前に行われる参院での証人喚問に抜擢されたのは、自民党が野党時代に舌鋒鋭く民主党政権を追及した「切り込み隊長」の西田昌司氏。午後の衆院では、葉梨康弘氏が元警察官僚らしく理詰めで追及する展開が予想される。

一方、民進党衆院枝野幸男前幹事長、参院福山哲郎幹事長代理の論客をそろえた。枝野氏は8年に薬害エイズ問題をめぐる衆院厚生委の証人喚問で鋭く追及した実績を持つ。

民進党山井和則国対委員長は22日の党会合で「籠池氏の言い分を聞くだけでは真相究明はできない」と述べ、国有地売却交渉時の財務省理財局長だった迫田英典国税庁長官ら5人の証人喚問も求める考えを示した。喚問後も追及の手を緩めず、「森友」問題を長期化させたい思惑が透ける。


ただ、証人喚問に備えて民進党は籠池氏の家族らに水面下で事情を聴いてきたが、「真偽が判断しきれない内容も多い」(国対幹部)という。

発言が二転三転していることもあり、喚問では籠池氏の言い分をうのみにせず、断定調の追及は控える方針だ。